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パーソンズニュース

Jan 26 ,2013
【パーソンズニュース】AAS卒業生紹介:デザイナーへ転職!ファッションデザイン学科卒、コスチュームデザイナーのジェンさん

毎年恒例のパーソンズ教授来日も無事終わり、VIP受講生はこれからパーソンズ出願に向けてますます加速していきます。パーソンズAASプログラムへの入学者は卒業後のキャリア形成プランも思い描いている方がほとんどですので、卒業生がどのような職種に付いているのかは気になる所ですね。おなじみのアドミッションズブログから、AASプログラムのファッションデザイン学科を卒業され、現在はコスチュームデザイナーとして活躍しているJenn Rogienさんのインタビュー記事をご紹介します。私はファッションデザイン学科を卒業すれば、ファッションデザイナーになるものだと思っていましたが、このような職種もあるのですね。以下インタビュー記事の和訳です。

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先週の日曜日のテレビドラマ「GIRLS」のシーズン2が始まりましたね。私と同じように沢山の人がテレビに釘付けになったと思いますが、このドラマのコスチュームデザインを担当しているのはパーソンズAASプログラムのファッションデザイン学科を卒業したJenn Rogien氏というのはあまり知られていない事実だと思います。今回このインタビューでは、彼女のこの業界でのキャリアスタートから、この仕事への想い、そして私と同じようにコスチュームデザイナーを目指す人へのメッセージなどを伺いました。

 


"Jenn Rogien"

Jenn Rogien

Lauren Davis:Jennさん、今回のインタビューの機会を頂いてありがとうございます。さて、JennさんはYale大学を卒業後パーソンズAASプログラム・ファッションデザイン学科へ進学されたわけですが、その辺りの経緯をお聞かせください。

Jenn Rogien:お堅い企業で働いていた時、もっとクリエィティブな仕事がしたいと思ってキャリアチェンジの方法を探していました。ちょうどそんな時に、仕事が終わった後に縫製の仕事を請け負っていて、そのコスチュームデザイナーがパーソンズAASプログラム卒の方で、その人が勧めてくれたんです。デザインから技術的なことまで集中的に学べるので、自分にピッタリだと思いました。

LD:パーソンズ時代、インターンシップに参加できましたか?

JR:私の場合、1年間(ファストトラック)でAASプログラムを修了したので、クラススケジュールはとても忙しいものでしたし、夏休みが無かったので夏休み期間中のインターンもできませんでした。しかし、自分の経験を広げる為に、秋学期中にオフオフブロードウェイのデザインを担当したり、映画監督のアシスタントをしたり、色々なことに挑戦しました。

LD:コスチュームデザイナーを志したきっかけは何でしょうか?

JR:もう物覚えが付いた頃からずっとコスチュームデザインに興味がありました。小中学生のときはクレイジーなハロウィンコスチュームを自分で作っていたし、学校のプロジェクトでも洋服を縫ったりしました。高校時代にシアターのクラスを取った時から、コスチュームやメイクアップを通して物語を語ることにとても興味を持ち始めました。そして、イェール大学時代にブロードウェイのコスチュームデザイナーがイェール大学でのショーをデザインした時、そのお手伝いをしました。この時まではコスチュームデザインをを仕事にするつもりは無かったのですが、私のしたい仕事はこれだと確信しました。


"Still from the HBO show Girls styled by Jenn Rogien"

Still from the HBO show Girls styled by Jenn Rogien

LD:映画やテレビの仕事の多くは自身のネットワークや経験がとても重要ですが、パーソンズ在学中にその辺りの準備はどのようにしていましたか?また、現在の仕事に繋がっていますか?

JR:他の仕事もそうだと思いますが、映画やテレビの仕事はネットワーク、特に経験は絶対的に重要な要素ですね。私もイェール大学時代やパーソンズ大学時代に一緒に働いた多くの人と今でも繋がっていますし、そのときのクラスメイトや友達はとても大切な仕事仲間や支援者になっています。多くのパーソンズ時代のクラスメイトはファッション業界ですばらしい仕事に就いているので、今でも頻繁に連絡を取り合っています。また、同じように重要なことは、常に自分の仕事のチームとの良い関係を築くことだと思います。今は制作アシスタントでも、いずれ大きな仕事のプロデューサーになって、あなたを雇ってくれるかもしれないしね。私は経験で、仕事で関わった全ての人をリスペクトしてよい関係を築くことは、長い目で見るとすばらしい仕事仲間のネットワークを築いていることだと知りました。

 

"The girls of Girls!"

The girls of Girls!

LD:映画やテレビのコスチュームデザインの仕事で、それぞれの登場人物の衣装をどのように決めるているのですか?また、監督の意図をコスチュームデザインに生かせるように、監督と良く相談して仕事を進めますか?

JR:キャラクターのルックを創り出す作業は、常に編集が必要なプロセスです。台本から得られる情報を元に主だったキャラクター毎にインスピレーションボードを作ります。そして、制作チームや監督から意見をもらい、それらをキャラクターデザインボードへ反映させていきます。キャスティングが決定したら実際に洋服を選定していきます。その時は、iphoneなどにそれぞれのキャラクターボードのイメージを保存しておき常に参照できるように準備しています。そして、おおよその洋服、靴、アクセサリーなどの選定後、役者へのフィッティングを開始していきます。この第1回目のフィッティングでようやく全てがまとまっていきます。それぞれのキャラクターボードを確認しながら、色々なことを試してみたりして最終的にそのキャラクターのルックを決めます。そこでのフィッティングイメージを制作チームや監督に見せて、彼らが思い描いているキャラクター像に合っているかを確認します。

LD:コスチュームデザインの魅力は?この仕事の好きな部分は何ですか?

JR:私にとってコスチュームデザインの一番の魅力は、洋服でそのキャラクターやストーリーを表現すること。キャラクター像を作り上げるために、膨大なリサーチ、買い付けや必要であれば製作、そして、全てのルック決定から役者さんとのフィッティングやキャラクター作りのコラボレーションなど、全てはマジックみたいです。とてもやりがいがあるし、またワクワクする仕事です。

これ以上の仕事はないと思っています!なぜかって、毎日が新しいことの連続で、すばらしい才能の人たちと出会い、一緒に仕事をして、私のオフィスが巨大なウォークインクローゼットになるのだから。

 

"More looks from Girls!"

More looks from Girls!

LD:テレビや映画のコスチュームデザイナーを目指している学生にアドバイスをお願いします。

JR:とにかく試してみること!コスチュームデザインの仕事は、ものすごく朝早くから深夜遅くまで長時間に渡るので楽な仕事ではないです。誰かのヴィジョンやストーリーを伝える手助けがほとんどの仕事内容なので、この仕事には本当にコラボレーションが鍵になります。私は、コスチュームデザインはきらびやかな服や所謂“the look”ばかりではないと思っています。キャラクターやストーリーやエモーションがすべてなのです。キャラクターによっては、セカンドハンズなどで買った服がそのキャラクター像を創り出すのに最適だったりします。

あなたがこの仕事に向いているかどうか知る唯一の方法は、試してみることです。例えば、地元のシアタープロダクションでボランティアしたり、コスチュームデザインコースがあれば受講してみたり、映画やテレビプロダクション、ウェブシリーズやインディーズムービーのインターンをしてみたりすることです。そして、スキルを磨き、縫製や服の構造を学び、リサーチとして映画を観て、アートや歴史について勉強し、文芸評論を読んでみたりすること。すべてのコスチュームデザインは台本から出発します。そして、その台本を読み込んで良く理解することは、物語を体現しているキャラクターを創り出す基礎になります。そして最後に、Check your ego at the door:表に出るときは自分のエゴを良くチェックしなさい(嫌味な人にならないように)。私が一緒に仕事をしてきたデザイナーは、才能あるデザイナーである前に、すばらしい共同制作者で良きチームリーダーでした。

LD:インタビューの時間を頂いて、ありがとうございました!
彼女の仕事はこちらのウェブサイトでチェックできます→ http://www.jennrogien.com/

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以上で記事の和訳を終わります。
いかがでしたでしょうか、ファッションデザインと言っても色々な業界で必要とされているんですね。彼女の“とにかく試してみる”と言うのにとても共感できますね。頭の中で想像しているだけでは人に何も伝わらないし、自分も変わらない。デザインの第一歩も自分の手を動かしてとりあえず作ってみることが重要なステップで、それと同様に実際に自分が仕事にしたいことはどのようなことでも試してみないと前進しませんよね。デザイン留学をすることはとても大きなステップですが、そこから得られるものも大きいので是非多くの人に経験して欲しいです。

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