デザイン留学情報
ニューヨークに数え切れないほどある美術館の中からデザイン留学生におすすめのミュージアムを紹介するこのシリーズの第4回目は、Guggenheim Museum(グッゲンハイム美術館)を紹介します。
真っ白なスパイラル状の建物はニューヨークの名物建築としても必見で、設計者は日本の旧帝国ホテルも設計したフランク・ロイド・ライト。1959年に完成しました。建築のインパクトもさることながら展示空間も変わっており、スパイラルの部分は吹き抜けで、まずエレベーターで最上階に上がり、螺旋にぐるぐる降りながら作品を鑑賞します。つまり床は多少斜めになっているのです。このユニークな鑑賞スタイルは完成当時こそ批判が巻き起こったようですが、通常の美術館のように部屋から部屋へ移動して鑑賞するのとは違い、滑らかにつなげられていく有機的な感覚はここでしか味わえないものでしょう。
肝心の内容というと、20世紀の前衛美術が中心で、カンディンスキーなどの抽象絵画のコレクションは世界最大レベルと言われています。
近年、印象に残る展覧会では、モーターサイクル(バイク)をアートとしてキュレーションし、世界最古から130年後の最新鋭のマシンまでが螺旋の通路を埋め尽くしたThe Art of the Motorcycle展(1998)は大きな話題となり、また、Matthew Barney(マシュー・バーニー)の長大なアートフィルム・シリーズの「クレマスター・サイクル」展(2003)では、建物全体がシアターか撮影スタジオの雰囲気になり、大盛況だったようです。他にも、Joseph Beuys(ヨーセフ・ボイス)、Nam June Paik(ナム・ジュン・パイク)といった実験的アートを取り上げてきました。
来年2月には、戦後日本の前衛的な美術「具体派」を振り返るエキシビションが、ここグッゲンハイム美術館で開催されます。
◆Gutai: Splendid Playground
◆February 15 - May 8, 2013
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