Parsonsでは近年、学部を超えた教育(Interdisciplinary education)に非常に力を入れており、2011年に行われた産学協同プロジェクト：AirDye x Parsonsもその理念の下に企画されました。最近の環境配慮の動きに合わせてAirDyeは水を使わない生地の染めやプリントを提供しています。このプロジェクトでは、BFAのファッションデザイン学科の4年生がこのAirDyeでプリントした生地を使ってコレクションをデザインし、AASのファッションマーケティング学科の生徒がこのコレクションのプロモーションプランを立案、また、BFAフォトグラフィー学科の生徒がこのプロセスの全てをドキュメントとして撮影、記録を担当しました。これらの3学科の生徒が一つのチームとなり、それぞれの役割に応じてプロジェクトを進めました。やはり、プロジェクトのメインはファッションデザインになりますが、ファッションマーケティングの生徒にとってはデザイナーと直接意見交換をしたり、プロダクションとの打ち合わせなど、実際のプロフェッショナルの現場に近いプロジェクトだったと思います。


AASファッションマーケティング学科生が提案したマーケティングアイデア。大小のボックスに水が入っており、通常は洋服の生地を染めるのに大きいボックスの水の量が必要で、AirDyeを使うと少量の水を使うだけで環境にやさしいとビジュアルプレゼンテーションで見せるというもの。


BFAファッションデザイン学科のKathleen Hoelckさんの作品。彼女が小さい時に目撃した山火事をインスピレーションにしたデザイン。

その年のパーソンズファッションベネフィットで発表されました。

上の動画を撮影＆編集したBFAフォトグラフィー学科の生徒は日本人の方っぽいですね。
私もパーソンズの3年生の時に、プロダクトデザイン、コミュニケーションデザイン、コロンビアビジネススクールの生徒と同じようなプロジェクトをしました。一人で作品を作るのと違って、チームとしてプロジェクトを進めるには色々苦労がありました。実際にプロフェッショナルとして仕事をする上では、ほとんどがチームとして動くことが多いのでとても勉強になりました。

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