デザイン留学情報
日本ではセントラル・セント・マーチンズ(CSM)やロンドン・カレッジ・オブ・ファッション(LCF)のあるロンドン芸術大学(UAL)はよく知られていますが、イギリスのアート&デザイン部門大学ランキングにて、ウエストミンスター大学(29位)、ロンドン芸術大学/UAL(25位)やノーザンブリア大学(16位)よりも上位にランク(8位)、また、2016年度版・世界のアート&デザインスクールランキング50では11位にランクされているゴールドスミス・カレッジ(ロンドン大学)を今回は紹介したいと思います。
1891年創立の歴史ある総合大学(20学部を擁する)だが、アート界隈でその名が世界的に有名になったのは80年代後半から90年代はじめにかけて、当時ゴールドスミス・カレッジの美大生だったダミアン・ハーストを中心にロンドンの東側周辺の倉庫でゴールドスミス・カレッジ生のグループ展を開催、その後アート支援者の後援を受けて過激なアート作品を次々に発表し、イギリス若手アーティスト集団(YBAs)の新潮流として世界から注目を集めた。これによりゴールドスミス・カレッジの名前も広く知られ数多くのアーティスト志望の学生が芸術学部にこぞって留学するようになった。
キャンパスはロンドン中心部の南東にあり、イーストエンドと同様に物価が中心地より安いこともあり、若手のミュージシャンやアーティストが住み着いている若いエネルギーがあふれる最近注目の場所である。
大学ホームページを見ると、デザイン学部はファッションやグラフィックといった特定分野の専攻は無く、基本的にはみんなデザイン専攻でスタートして3年間のプログラムの中で自分の目指す分野を見つけ、色々な分野を目指すクラスメイトと刺激を受け合いながら学ぶというユニークなカリキュラムなので、まだ特定の分野に絞りきれていない人にも良い環境かもしれない。
卒業生には、ファッションデザイナーのマリー・クワント氏、マルコム・マクラーレン氏、マーガレット・ハウエル氏、現代美術家のダミアン・ハースト氏、などが近年はヤング・ブリティッシュ・アーティストと呼ばれる多くの著名アーティストを輩出している。
2016年現在、学費、滞在費、留学保険(30万)などを含めた年間留学費用は約550万円。
以下、入試概要や治安、生活費などの参考情報です。NK
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※最新情報等は必ず各大学のウェブサイトにてご確認ください。
【スクール概要】
[名称]
Goldsmiths, University of London
[ウェブサイト]
[Youtubeチャンネル]
https://www.youtube.com/user/GoldsmithsLondon
[創立年]
1891
[学校種別]
公立大学
[学生数]
7,605(学部生5,280、大学院生2,215)
[合格率]
N/A
[卒業率]
N/A
[課程]
学士課程(Undergraduate)、修士課程(Postgraduate)、短期コース(Short courses)
[専攻]※学士課程のデザイン、アート学部のみ紹介。
デザイン学部:デザイン(BA (Hons) Design)、留学生向け4年プログラム(BA Design (with International Foundation year))、留学生向けデザイン学部基礎課程(International Foundation Certificate in Design)
※ファッションやグラフィックといった特定分野の専攻は無いが、学生は卒業までに自分の希望する分野を見極めて、それに向けてそれぞれ取り組むことができるカリキュラム。
アート学部:純粋芸術(BA (Hons) Fine Art)、純粋芸術と美術史(BA (Hons) Fine Art & History of Art)、留学生向け4年プログラム(BA (Hons) Fine Art (Extension Degree))、デジタルアートコンピューティング(BSc (Hons) Digital Arts Computing)
[学内言語]
英語
[留学生比率]
26%(EU:10%、その他:16%)
アート&デザインを学ぶ留学生の出身地は、韓国、イタリア、アメリカが最も多く、中国、シンガポール、フランス、ドイツ、日本、ノルウェー、スペインの順で続いている。現在、日本人は99名在籍。
[その他]
・学生:教授比率は、13.8:1
・イギリスのアート&デザイン部門大学ランキングにて8位にランクイン(オックスフォード大学1位、ノーザンブリア大学16位、ロンドン芸術大学25位、ウエストミンスター大学29位)
・QS World University Rankingsのアート&デザイン部門では12位(RCA1位、パーソンズ2位、RISD3位、ロンドン芸術大学8位、オックスフォード大学13位、デザイン・アカデミー・アイントホーフェン19位、ニューヨーク大学22位)
・2016年度版・世界のアート&デザインスクールランキング50にて11位にランクイン
【アドミッション】
[出願締切り]
秋学期(9月)入学:9月1日~1月15日(コースによっては1月30日まで)
[出願に必要なもの]
-出願条件-
高校卒業以上
-面接-
合否は基本的に書類審査のみで判断だが、面接は必要であれば実施。
-作文-
無し
-志望動機書-
あり。
デザイン、アート学部の場合はあり。
-英語能力試験-
IELTS:5.5(全ての項目で5.5以上)※留学生向け4年プログラムの場合。
-推薦状-
1通
【留学費用について】
[年間学費]
£18,620(約317万円/1ポンド=170円)
[年間滞在費]
£7,824-19,680(約133-335万円/1ポンド=170円)
※家賃:£110-£300/週、交通費:£10-£30/週、娯楽:£20-£50/週、光熱費:£10/週、通信費:£3-£10/週、教材費:£10/週。
[学生寮]
あり。タイプにより£450~1,200/月まで。
[奨学金]
日本からの留学生向けの奨学金は無い。
【留学生活について】
[所在地について]
-場所-
イギリス・ロンドン
-人口-
約817万人
-治安-
外務省の海外安全ホームページによれば、イギリスの治安は比較的良好。ロンドンの犯罪発生件数(2013年)は70万件、ほぼ人口の同じニューヨークは約19万件(2012年)、東京は約17万件(2012年)。
-物価-
世界の都市の物価比較サイトNUMBEOによれば、東京よりも平均10%高い。生鮮食料品はロンドンのほうが安い場合があるが、外食は2~3倍、地下鉄が2倍、家賃は2倍くらいとなっている。
-言語-
英語
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その他の世界のアート&デザイン大学の紹介記事はこちらから。
分野別のアート&デザイン大学のリストはこちらから。
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【世界の美大&芸大ランキング記事】
・2017年度版・世界のBESTファッションデザインスクールランキング100
・2017年度版・デジタルアニメーション分野での米アート&デザインスクールランキング50
・2016年度版・世界のアート&デザインスクールランキング50
・米TOP5 アート&デザイン大学ベストインテリアデザイン学科ランキング2015!
・ファッション業界への近道、ファッションビジネスに強い大学ランキング!
・世界の新進気鋭ファッションデザインスクール卒業生年鑑2015の出身大学ランキング!
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