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イベント&授業レポート

Feb 02 ,2011
パーソンズワークショップ@Vantan 「グラフィックデザイン編」

本日は、パーソンズ大学の教授が来日中に行われたグラフィックデザインのワークショップについてです。ワークショップのファシリテーターは、パーソンズ大学(Parsons The New School for Design)グラフィックデザイン学部のトム・ボスケット(Tom Bosket)教授です。ワークショップのテーマは「色彩理論」について。



ワークショップの始めに、パーソンズ大学AAS学部長のパメラ・クライン教授(Pam Klein)から「パーソンズ大学とはどんな学校か」についてお話がありました。ニューヨークの有名デザイン学校として名高いパーソンズ大学には、5つのスクールがあり、1番良く知られているファッション学部のほかにもグラフィックデザインや、インテリアデザイン、美術史や環境デザインなどを学ぶスクールがあります。4500人が学ぶパーソンズ大学の学生の中の4割は留学生。「ニューヨークはただ歩いているだけで5ヶ国語を聞くことができるぐらい国際色が豊か」とパム教授。

バンタン生の中から「授業の受け方や作品製作の面で、アジア系とヨーロッパ系の生徒の違いはありますか?」という質問が出た際に、パム教授は「学生は大きく分けて3つのグループに分かれます。元気で、たまにうるさいアメリカ人、アメリカ人と比べてやや礼儀委正しいヨーロッパからの学生、やっぱり一番礼儀正しいのはアジア人生徒ですね。最初はみんな静かで質問をしなかったり手を挙げなかったりするけれど、授業が始まるとどんどん積極的になる。パーソンズ大学では、生徒同士、また教授とのインタラクションを増やすために、机をはじに寄せ、イスを円に並べることが多いです。」と返答。



パム教授の答えが日本語に通訳される前に、グラフィックデザイン学部トム・ボスケット教授は机をはじに寄せイスを並べ始めます。最初は何が起こっているかわからなかった学生も、トムに続いて「ワークショップスタイル」の教室を作っていきます。

全員が席に着いたところで、バンタン生徒の隣に座り、自分のノートと学生のノートを交換。ぺらぺらめくりながら、「これはいいね」などと英語で会話を始めます。その後、「みんなのノートが見たい。中に何を書いているのか見たい」と、床の上に生徒のノートを開いて並べます。



中に書いてある図やノートの端に書いてある絵を比べながら、「僕と君は外見は違うかもしれないけれど、線の使い方や、空間の使い方はとてもよく似ている。同時にこれらのノートを見ても、同じ日本人の生徒でもこんなに違う色の使い方や、描き方をするということは、国や外見は関係なく、考え方や描き方を通じてコミュニケーションをとればいいということ。」と、生徒の質問に答えました。パム教授からも、「ペン先には自分の感情や今までの人生での経験のすべてが表れる」とお話がありました。

次にワークショップが行われました。トム教授は生活の中での色の大切さについて話し、「人が健康かどうか、食べものがおいしいかどうか、この2つだけをとっても顔や食べ物の色を見て判断している」と例をあげました。また、緑の茂る森の中にある家は白に見えるけれど、バックグラウンドが真っ白な雪に変わると同じ家でもピンクに見えることを見せながら色の「関係性」について説明しました。



次にカラーカードを使いながら、残像と補色について話しました。カラーウィールの反対にそれぞれ並ぶ色は捕色(反対色)と呼ばれます。例えば、緑の補色は赤、黄色の補色は紫というようにです。白いバックグラウンドに緑のカラーカードを置き、緑のカラーカードの中心に黒い点を書きます。黒い点をずっと見つめた後、緑のカラーカードを外すと、魔法のように、白い紙の上に赤いカラーカードが見えるのです!これは「あ~すごい!赤く見える!」と参加した学生がびっくりしていました。「これには身体的な理由がある」とパム教授はこの魔法の説明をします。「例えば壁にかけられている絵が曲がっていると直したくなるように、人間はいつもバランスを保とうとして生きている。緑をずっと見ていると、バランスを欲して補色である赤を見ようとする。だから、さっき赤が見えた」と。



また社会が定義する人種の「色」についてトム教授は一言述べました。ある授業で自分の肌の色を絵の具で作るという課題を出した際に、黒人の生徒は始めに自分の肌より暗い色を作ったそうです。実際はそんなに肌の色は暗くなく、もっと白を混ぜたら自分の肌の色に近い色ができたそうです。また、「僕は白人と社会では分類されて、日本人は黄色人種と分類されるけれど、実際の肌の色は見てもわかるように(隣の人と手を並べて比べる)あまり変わらないし、確実にカラーカードの白でも黄色とはかけはなれた色だ」とも述べました。

次に空の色について写真を見ながら説明しました。「この空の写真を見て、見える色をあげてください」といわれ、学生は「オレンジ、青」と夕焼け空の色をあげました。オレンジ色の棒を写真にあてながら、「この色が消えるところが、この写真の中にこの色が存在するところ」とオレンジと青があることを証明しました。ここで、トム教授は「ベージュ」も空の色に存在することを分かりやすく教えました。ベージュの棒を写真に載せると、確かにベージュの色が写真と重なり消える部分があったのです。「空の色はベージュなんて不思議に思うかもしれないけれど、青とオレンジをあわせるとベージュになるように、この色も大事。みんながベージュに気づかなかったのは、空の色にベージュがあると思っていなかったからではない?」と問いただし、「デザイナーは社会で当たり前のように定義されていることや分類されていることを疑問に思い、真実を問いただしていくことがデザイナーには必要だ」と述べました。また、ろうそくの日はオレンジに色に見えると暖かく感じ、青い日は冷たいように感じるかもしれないけれど、実際の温度はオレンジの火のほうが、青い火よりも低いことなど、視覚的な寒暖は実際の温度と違う例も勉強になりました。



ワークショップ後、「バンタンとパーソンズの授業の良い点をそれぞれあげてください」とトム教授から指示があったあと、「パーソンズはアカデミックな情報を学ぶことと、デザインについて感覚的に学ぶことがワークショップ形式で行われるから、面白い」、「バンタンでは、アカデミックな情報(論理など)は先に講義形式で学び、その後実践に移る授業スタイル」だとそれぞれのデザイン教育の違いを述べました。「イスや机の並び方を変えることで、授業の雰囲気が変わったことにも驚きを感じた」と述べた学生もいました。

 

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