Vantan International ProgramのパーソンズAAS受験コースのカラー理論の授業レポートです。年明けから作品制作が始まりました。この授業では、これまではカラー理論体系の基礎を講義を通して学んできましたが、この後からはもう少しデザインに展開した課題に取り組みます。





今回の課題のテーマはオマージュです。まずは各自が好きなアーティストを選び、その作品の中から象徴的な色を抜き出します。そしてモチーフや描き方などの特徴をとらえて、約10cm角という小さな枠で平面構成を数パターン制作する、というのが今日の作業でした。ほとんどが自分が好きなアーティストの一番好きな作品を選びましたが、よく見たつもりでも、いざ自分で描くためには、かなりのリサーチが必要です。受講生もこの作業を通じてたくさんのことに気づいたでしょう。今までにもよく見て知っているつもりでも、「オマージュを表現する」という視点で注意深く見直すと、まだまだ深い意味や新たな発見が必ずあるものです。　

オマージュと言えば、パーソンズでもどの学科でも頻繁に取り上げられるおなじみのテーマです。デザインやアートを学ぶ学生にとって、尊敬する作家の作品をよく見て研究し、手法を真似てみるのは、技術や考え方を養うためにとても有効な方法です。

今日の授業の平面構成の作業は「リサーチ」と「真似」ですが、これは第一段階のプロセスです。次の段階では、この平面構成をもとに自分のオリジナルデザインのプロジェクトへと展開させていきます。

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