後期よりカラー理論の授業が始まり、第１回目は色彩体系の基礎の講義でした。はじめに海保講師より、色と光、色を見るための目の働きについての話があり、色とは何かということを学びました。色彩体系の基礎としては、色を定量的に表す「表色系」の分類方法を学習しました。

授業ではカラーシステムの表示方法を体得するために、受講生ひとりひとりがカラーカードを使って自分で色相環とトーン図を制作しました。属性の記号表示やトーンという概念を使った色彩系列のまとめかたを覚えていきます。




授業第２回目はカラーシステムを応用した混色のワークショップでした。

まずは色相環の中のいくつかの色を絵具を使って再現することにトライしました。原色と原色の間に位置する微妙な色合いは簡単には再現できず、皆カラーカードと見くらべ何度もやり直していました。
次に、その日の空の色など自然界の色を再現するレッスンがありました。自然界の微妙な色を、まずはカラーカードから選んで、その色はどんな色の構成でできているかをカラーシステムに当てはめて考え、混色していきました。

理論は理解しながらも、絵具を思いどおりに扱うのは簡単なことではなく、皆が苦心していました。

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