イベント&授業レポート
バンタンは、日本で唯一のアメリカの名門デザインスクール・パーソンズ大学との単位互換提携校として、欧米のデザイン教育に積極的に学び、パーソンズ大学監修のもとバンタン・インターナショナル・プログラムを実践してまいりました。そして、これまでの「パーソンズAAS学位取得留学コース」に加えて、デザイン留学希望者はもとより、留学すること無しに英語+欧米のデザイン思考を実践的に学びたい方向けの「イングリッシュ+デザインコース」を2017年5月より開講いたします。新規開講にあたって当プログラムの「英語によるデザイン教育」の授業を体験していただくため、担当講師陣による無料プレスクールを開催しています。
今回は、前回に引き続きグラフィックデザイナーのエリオット・バーグマン先生による「
1限目は、前回の「グラフィックデザインとは何か?」をおさらいした後、今回のデザインエクササイズであるコラージュについてスライドを交えて説明頂きました。コラージュという手法はアートやデザインで幅広く使われる非常にシンプルな手法で、ハサミとのりがあれば誰でも手軽に作品作りができるのが特徴です。100年以上前にピカソが、廃材の壁紙や新聞紙などでキュビズム作品を作ったことからはじまったと言われています。身の回りにあるものを素材として使い、それを切って貼るという至ってシンプルな方法で、その素材の用途とは関係ない全く新しいヴィジュアル作品を作るというのが基本的なコラージュの定義です。しかし、たとえこんなにシンプルな手法を使ったとしても、アーティストのフィルターを通すことによって全く違う作品が生まれるのです。
グラフィックデザインの仕事もある意味コラージュと同じ、すでにある素材(テキスト、写真、色、素材感など)を使い新しいビジュアルを作り上げる事であること。それに加え、デザイナーとして、それを見る人(ターゲット)を意識した機能性(ストーリーを伝えることや読みやすさなど)を持たせることが大切です。
2限目は、実際に古雑誌を使って、「コラージュを使ってアイデアを伝える」というエクササイズをしました。
今回は古雑誌を使い、自分のアイデアをコラージュで表現、そして、デザインの授業では定番の完成作品を並べて一人一人簡単にプレゼンをしてもらいました。エリオット先生はデザインも英語も他の人を良く観察(聞く)ことが上達の近道とおっしゃっていました。確かに、私がパーソンズ留学中も教授からのアドバイスも良かったのですが、それにもまして色々な国から集まったクラスメイトの作品を見たり、意見をもらったりすることでとても成長しました。他の参加者がどのようなアイデアを持ち、どのようにそれをヴィジュアルに表現するのかを良く観察し、時にはコメントをすることがデザインを学ぶ時の大切な要素の一つです。パーソンズAAS学位取得留学コースでもイングリッシュ+デザインコースでも先生から生徒への一方通行の授業ではなく、先生はあくまでファシリテーターとして生徒同士が影響し合い、学んでいけるような欧米のデザインスクールと同じ、双方向の授業スタイルをとっています。
基本的にプレスクールは通常授業と同様に全編英語で行いますが、通訳スタッフが入りますので英語に不安な方でも気軽にご参加頂けます。しかし、自らの限られた英語力で積極的にコミュニケーションをとっていくという姿勢は、実践的な英語力を鍛える上で非常に大切ですので、参加者にはどんどん発言や質問をして欲しいです。
ご参加頂いたみなさまありがとうございました。NK
※無料イベントですがホームページからの一般募集はしておりません。今後の開催のご案内は、資料請求や留学カウンセリングのご予約を頂いたみなさまへ直接ニュースレター(メルマガ)にてご案内しております。
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【過去のプレスクールのレポート】
3月無料プレスクール:英語で学ぶ・デザインファンデーション(デザインの基礎)
2017年2月無料プレスクール:デザインで英語で学ぶ・デザインESLセッション
2016年12月無料プレスクール:英語で学ぶクリエイティブドローイングワークショップ
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★バンタン・インターナショナル・プログラムでは、これからも留学やデザインに関連したイベントを企画してまいりますので、
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